底辺男の成り上がり日記

底辺30代男が早期リタイアを目指しお金の事を学び、お金持ちを目指して行動していくブログです。

他人の失敗から学ぶ人生をダメにする方法

油断したらこれですもんね。
今週は夜勤週なんですけど昨日までが嘘のように今日はとにかく寒い!
一応上着を持って着て正解でした。
備えあれば憂いなし。
毎年梅雨頃まで寒い日がありますよね。
衣替えの焦りすぎには注意しましょう。
幸い僕はミニマリスト気質なので衣替えする程の物は持っていません。
「いつも同じ格好してる」と思われているであろう僕です。


さて、今回は[他人の失敗から学ぶ人生をダメにする方法]という話題で話したいと思います。

僕が「労働しなくても生活していけるようになりたい」と思っているように皆さんもなりたい自分というのを持っているのではないでしょうか?

今はまだ明確に[自分はこうなりたい]というものが無いという人でも願望はあるでしょう。

綺麗になりたい、可愛くなりたい、格好よくなりたい、モテたい、結婚したい、痩せたい、太りたい、美味しい物が食べたい、たくさん旅行に行きたい、自分の家を持ちたい···

人それぞれその願望を叶える為のハードルも違いますし、願望が叶った時の幸福度の大きさも違います。

なので他人に自分の願望を話しても理解してくれない事もあるかと思います。

理解してくれないだけならいいのですが「それはやめた方がいい」「お前には無理だ」など否定される事もあるでしょう。

あなたの事を思っているからこそ否定するという人もいるかもしれません。

なので聞く耳を持つのは大事です。

でも結局自分の人生の責任は自分でとるしかないので他人に流されるだけでなく我を通す事も大事です。

なので自分とは違う人生を生きている他人から何か言われたからといってそれを全て受け入れてその通りに生きる必要はありません。

「太っているから痩せろ」「早く結婚しろ」と言ってくる人がいるかもしれませんが、自分が生きたいように生きているのだから他人に関係ありませんよね?

ただ他人の言葉には流されないとしても自分が「太っているから痩せたい」「早く結婚したい」と思ったのならそれはなりたい自分になる為に行動を始めましょう。


ここで人生をダメにしたであろう僕の元友人の話をしたいと思います。

僕の元友人(A君とします)は何がきっかけか分かりませんが約50万円の一眼レフカメラをカードローンを使って購入しました。

休日にはカメラを持っていろいろな場所に行き写真を撮っていましたがいつしかA君は「写真家になりたい」という夢を持ち始めました。

昔からなんにでも熱しやすく冷めやすい性格な事もあり、両親や周りの友人から「やめておけ」「そんな夢を見ても成功できるのは一握りなんだから···」「どうせまたすぐに冷めるんだろ」などと反対されていました。

しかしA君は他人の言葉に耳を貸す事なく「俺は写真家になるんだ!」と写真に関係がありそうな会社を探して見事に就職できました。

そして実家を飛び出て知らない土地で一人暮らしを始めます。

その会社はできたばかりの会社で、主にテレビ局等の映像関係の仕事を扱っている会社だそうでA君はテレビ局のカメラアシスタントとして働き始めました。

「写真の仕事をするんじゃなかったのか?」と周りの友人達は思っていましたがA君に聞くと「社長がカメラ好きでゆくゆくは写真の提供もしたいから休みの日に写真を撮ってきてくれ」と言われたのだとか。

最初のうちは「休みの日にどこどこに写真を撮りに行ってきた」や「フォトマスターという資格の勉強をしている」等ほとんど写真の話題ばかりしておりこの時は僕も応援したいと思っていました。

ですが数カ月後には「俺はお酒を飲むつもりがないのに彼女が買ってくるから飲んでしまう」や「彼女のいびきがうるさい」という話題ばかりで写真の話は一切出てこなくなっていました。

僕は気になったので「最近写真撮ってるの?」と聞くとA君からは「仕事が忙しくてカメラを使ってない。社長は嘘をついていた!騙された!」と鼻息荒く返答がありました。

そして更に数カ月後、A君は精神科でうつ病と診断されその会社を退職。

しかし貯蓄がまったくないA君は職を失った事で家賃等の支払いや借金の返済ができなくなり親に支払いを頼む結果になりました。

そしてお金は無いけど贅沢をしたいA君は自分から友達をご飯に誘って会計は友達に任せるという乞食のような生活をするようになっていき、周りの友人達は我慢できずにA君との関係を切っていきました。

結局今ではお酒やギャンブルのためにカメラを売ってしまい親に見限られ、知らない土地で生活保護を貰いながら生活しているみたいです。

夢を叶える事ができず、今まで築いてきた人との繫がりも失ってしまい人生をダメにしてしまったA君ですが、彼はなぜこのような結果になったのでしょう?


まず借金をしてまで欲しいものを購入した。

結論から言うと人生をダメにしたくないのであればできる限り借金をしないようにしましょう。

もちろん住宅ローンやカーローンもこの借金の中に含まれます。

借金をしてしまうとその時点で信用を失い、約束通りに返金できなかったとなると更に周りからの信用を失ってしまう可能性があります。

それから借金をすると元の金額プラス利息を支払う事になるのでお金がないから借りたはずなのに結果的に元の金額以上のお金を支払わないといけなくなります。

A君の場合生活に絶対に必要とはいえない物をクレジットカードを使って購入し、借金を返済できなくなってしまったために両親からの信頼を無くしてしまいました。

ではA君はどうしていれば両親からの信頼を無くさずにすんだのでしょう?

A君は約50万円の物を購入しました。

50万円は大金ですが、社会人ならば頑張れば1年もかからずに貯める事ができる金額です。

なので本当に欲しいと思うのなら自分でお金を貯めてから購入すればよかったのです。

またカメラを買う為に貯金していく時間の中で「本当はそれほど欲しい物では無いかもしれない」と購入を思いとどまったかもしれません。

鉄は熱いうちに打てとは言いますが、打ち方を間違ってしまうと取り返しのつかない事になってしまいかねません。

もしも今何か大きな買い物をしようと考えている人がいたら1度冷静になって「絶対に必要なものなのか?」「今購入するのがベストなタイミングなのか?」「借金をしてまで購入しないといけないものなのか?」という事を考えてください。

A君も欲しいという衝動を少し我慢して冷静に考える事ができていれば大切な人達から見放される事はなかったでしょう。


次はA君はなぜ夢を叶える事ができなかったのかを考えます。

僕が思うA君のいけなかった部分はポジティブに考え過ぎてしっかりと調べ学ぶ事をしなかったという事です。

当時のA君は「何もかも自分の思い描いた通りになっていくはずだ」と本気で思っているようでした。

自己啓発本の効果でしょう。

ポジティブな事は悪い事ではないですし、行動力も素晴らしかったと思います。

しかし人生は何もかも自分の思い描いた通りにできるような単純なものではありません。

自分にとっていい事も起これば悪い事も起こるんです。

なので行動を始める時には最悪の事態を想定する事を忘れてはいけません。

そしてその最悪の事態が起こってしまった時に自分がそれに耐える事ができるのか考える。もしくは最悪の事態が起こってしまった時の為にそれに備えて準備をする事が必要です。

この考え方ができれば夢を叶える為にはどういった行動をすればいいのかしっかりと学ぼうとするでしょう。

最悪の事態を考える事をしなかったA君は自分が思う通りに進んで行けば夢は叶うと思い込んで調べる事や学ぶ事をほとんどしませんでした。

そして思い通りにならない現実に納得できずに精神を病んでしまったのだと思います。

これは周りの人達の言葉に少しでも耳を貸していれば防ぐ事ができたかもしれません。

夢は追い続ければ絶対に叶うものではありません。

夢を追って成功するのはほんの一握りです。

これは「夢を追うな」と言っているのではなくて「もしもの時の備えはしておくべきだ」と言っているのです。

人生を台無しにしないためにも最悪の事態が起こった時の為に最低限の備えはしておきましょう。


そしてなにより稼ぐ事は簡単な事ではないという考えが抜けていた事がA君の最大の失敗なのではないかと僕は思います。

A君は写真家として成功してそれ一本の収入で生活していくという夢を追いかけました。

しかし継続的にお金を稼ぐ事ができるスキルを身につけるのは簡単な事ではありません。

サラリーマン等の人に雇われる仕事は決まった時間働けば決まった給料を支払ってもらえます。

しかし事業を興した場合何時間働けばいくら稼げるといった保証がありません。

現在年間数千万円数億円稼いでいる事業も最初からそれだけの金額を稼げていたわけではなく、無給の時期というものがあるのです。

職人でいう修行の時期です。

A君は人に雇われて収入を得た事しか無かったので修行の時期というものを理解していませんでした。

そしてA君の場合休日の2〜3時間を使って写真を撮って「これで稼ぎたい」と思っていたみたいですが、雇われの仕事でも週2〜3時間の労働で得る事ができる収入はたかが知れているでしょう。

それを0の状態から収入を得る事ができるように自分で切り開こうとしているのだから写真家になる努力にかける時間が圧倒的に短過ぎる事がわかります。

A君と同じく修行の時期というものを理解していない人は多いと思います。

新型コロナウイルスの影響を受けて本業で会社員として働きつつ何か事業を興そうと副業に挑戦している人が増えています。

しかし低いリスクで始める事ができる事業で収益を生み出すのは思っている以上に時間がかかる可能性がある事を理解しておいてください。

副業として低リスクで始めようと考える事業としてはブログ運営やアフィリエイトや動画投稿等のインターネットビジネスになってくると思いますが、半年経っても収益化できていないという話はザラにあります。

ビジネスを始めて短い期間で収益化できる人というのは一部の天才·たまたま運が良かった人·できるだけ可能な時間をビジネスに使えた人·元々名前が売れていた人等です。

僕を含めて9割以上のほとんどの人がこれらには当てはまらないでしょう。

だからと言って諦めるのはまだ早いです。

なぜかというとA君のようにすぐに結果が出ないから諦める人が本当に多いからです。

諦めずに行動を続ければチャンスを手に出来る可能性は格段に上がります。

A君も修行の時期というものを理解して行動を続ける事ができればもしかしたら夢を叶える事ができたのかもしれません。


この話は数年前の話で、その時の僕はA君に的確なアドバイスをしてあげる事ができずにただ応援するだけでした。

今の僕ならもしかしたらあの時よりは良いアドバイスをできるかもしれませんしそれによってA君がうつ病生活保護受給者になる事も無かったかもしれませんがそんな事を考えても仕方がありません。

過去は変えられないのですから。

今後A君のような同じ過ちを犯す人を生み出さない為にもまず僕がいろいろな事を学び伝えられる人間になっていこうと思います。

A君もまだ30代なのでやり直すチャンスはいくらでもあるので自分でなんとかできる事を祈っておきます。

皆さんはA君のような過ちを犯さないように気をつけてください。

人生備えあれば憂いなし。