過去の失敗 1·2
自己紹介欄でも書いたのですが、今回は僕の失敗を話したいと思います。
①株式投資
高校卒業後、近所の町工場で働き出した僕。
初任給は手取り約13万円。
働き出して約1年で100万円程度貯金ができた。
実家暮らしで職場が近いため、車も必要なかった事が大きいと思う。
学生時代から人づき合いが苦手だった僕は、どうにかして会社務めせずにお金を稼ぐ方法が無いかと考え始めた。
そこで(投資)というものを知った。
さっそく株式投資で○億円稼ぐ方法!という本を買ってみた。
家に帰りさっそく本を読んでみる。
「···なるほどっ!わからんっ!」
今までの人生で聞いたことのない[ローソク足が〜][チャートが〜]とかわけの分からん言葉が並んでいる。
「ま、なんとかなるか」
と謎の自信があった僕は、とりあえず本の流れ通り証券口座を開設した。
今思うとこの時の行動力は素晴らしい(笑)
株式投資と一口に言っても[短期][中期][長期]の取り引き方法があるらしい。
せっかちな僕は、すぐに利益が出てほしいので[短期投資(デイトレード)]をすることを選択した。
まず証券口座に取り引きする為のお金を入金する。
たしか20万円くらいだったと思う。
そしてパソコンと向き合う。気分はもうプロトレーダーだった。
10分ほどパソコンと向き合っただろうか?
見ている株価にほぼ値動きが無い。
············飽きてきた。
「これでいっか。」
適当に株価の安いものに全額突っ込んだ。
数分確認していてもまだ値動きがない。
〜数カ月後〜
[株主総会のご案内]という書類が届いた。
「あ〜そういえば株買ったなぁ」
この時まで株を買った事を忘れていた僕。
「ま、持ってたら配当金とかあるやろっ」
という適当な考えで株を持ち続ける事にした。
その後証券口座を確認する事はなかった。。。
〜数年後〜
米国のリーマン・ブラザーズが〜〜
テレビをつけるとこのニュースばかり。
「もういいって」
と他人事のように考えている僕。
だがその影響はすごかった。
仕事は暇になり、元々少なかった給料も更に減り少し生活に支障が出てきた。
20歳を過ぎ、1人暮らしを始め、お酒を覚えてしまった僕は貯金をすべて飲みに使ってしまいなかなか厳しい生活を送っていた。
そこで昔買った株の事を思い出す。
「そういえば20万円分株買ったけどどうなったやろ?」
数年ぶりに証券口座を開いてみた。
「···?あれっ?」
口座残高0!保有株式0!
リーマンショックの影響で僕の保有していた株の会社が倒産してしまったらしい。。。。。
これが僕の人生のお金の失敗1つ目です。
今考えると株を購入する時は
•しっかり勉強し、知識をつけてから。
•自分の決めた投資方法をしっかりまもる。(今回の場合は短期投資すると決めて買ったので利益が出ようが出まいがすぐに売るべきだった)
という事に気づけます。
勉強しないと投資じゃなくてギャンブルですもんね。
今後同じ失敗を繰り返さいように投資を始めようとする時はまずしっかり理解してからにしようと思います。
②離職とパチスロとの出会い
高校卒業後就職した町工場。
約5年雇ってもらったが、周りの友達と比べると少し給料が安いと感じていた。
今考えると、残業も休日出勤もしてなかった自分と、バリバリしている周りの友達。
給料に差が出るのは当たり前ですよね。
でも当時の僕の理解力と行動力は、そんな事を考える猶予すらなく辞表を提出していた。
しかし辞めるといっても転職先を見つけているわけではない。
···後先考えずに本当にバカだった。
とりあえず退職金が少し入ったので中古車を25万円で購入。
そして謎に車で九州を一周しようと考える··が友達との予定を思い出し1泊2日で4県終了。
家に帰り仕事を探し始めるが、ハローワークで正社員の求人を探しても、元の会社と同じかそれ以下の給料のものしかない。
そうこうして数日職を探していると、友達から
「働くとこ見つかった?」
と連絡がきた。
まだ決まっていない事を伝えると
「今なら入社祝い金15万円出るしここで働いてみらん?」
と言われた。
すぐに人材派遣会社に登録し仕事を始めた。
時給1050円だったので前の会社よりも月の給料は増えた。
仕事を始めて数カ月。
仕事にも慣れ、人間関係にも慣れた頃、職場の先輩にスロットに誘われた。
前の職場でもスロットで稼いでいるという人がいたので少し興味があったのでついて行く事にした。
始めてのパチンコ屋。
けたたましい音と眩しい光、すごい量の人。
正直最初は不快感を覚えた。
僕はとりあえず先輩の隣の台に座る。
そして見様見真似で遊技開始。
1000円··2000円··あり得ない速度でお金が無くなっていく。
6000円使いきったあたりでさすがに耐えられなくなり
「先に帰ります」
と頭を下げ僕は帰宅した。
6000円が30分もせずに無くなり、手元に何の物も残っていない現実に僕は少し恐怖を覚えた。
翌日。
職場で先輩と会う。
「おはようございます。」
「おっ、おはよっ!」
先輩はやけに機嫌がよさそうだ。
「昨日3万円勝ったよ(笑)」
先輩は続けた。
「昨日君が帰ってすぐに他の人が座って1000円で当ててたよ(笑)たぶん2000枚くらい出してた(笑)」
「えっそんなにですか!?」
先輩の話を聞いて後少し粘っておけばと後悔してしまった。
数日後。
先輩がパチンコ屋に行くというのでついて行く事にした。
「この前の負け分も取り戻すぞっ!」
負けず嫌いな僕は、そう意気込んで遊技を始める。
1万円使って少し気分が悪くなってきた頃に当たりを引いた。
結果的に1200枚の出玉を得た。
「当たり終わったんで帰ります」
先輩に頭を下げメダルを流し換金する。
換金窓から現金が出てくる。
「24000円!?」
パチンコ屋にいた時間は約1時間だから時給14000円。
この勝ちをきっかけに僕はパチンコにのめり込む。
それから2年間は、給料が入れば払い物を済ませて、食材をできるだけ買い溜めして、残りのお金はすべてパチンコという生活を送っていた。
彼女ができ、結婚してパチンコに行かない期間もあったが離婚して約2年。
また同じ事を繰り返している···
人生を変えるために我慢せねばっっ!
行動しなければ何も変わりません。